ILM『マンダロリアン』(2020) バーチャルプロダクションという新しいスタジオ撮影の基準 。これがスタジオ撮影のスタンダードになるかもしれない

古くはスクリーンプロセスと呼ばれたリアプロジェクション、フロントプロジェクションを用いた生合成の手法が、ブルーやグリーンを用いたクロマキー合成やデプスカメラを用いたリアルタイム合成に進化してきた。しかしここにきて全く新しいスタジオ撮影の考え方が起こっている。

考え方の基本はスクリーンプロセスのリアプロジェクションに近い。違いはスクリーンがHDR対応の高精細なLEDパネルを用いていること。カメラの動きをリアルタイムに捉え、そのカメラワークに合わせた背景をUNREALゲームエンジンを用いて描画していること。こちらはTV局で使われているバーチャルセットの考え方に近いかもしれない。

このやり方の原型は『ゼログラビティ』(2013)、『オブリビオン』(2013)や『ファーストマン』(2018)などでのLEDウォールの使用や、ドラマシリーズ『パンナム』(2011-12)、『ジャングルブック』(2016)などでのグリーンバックとオンセットビズとの組み合わせでも用いられている。

The Virtual Production of The Mandalorian, Season One

Why ‘The Mandalorian’ Uses Virtual Sets Over Green Screen | Movies Insider

 

やはりUNREALエンジンを用いたバーチャルセット(スタジオ)の例
Reality Virtual Studio 2020 Showreel

Unreal Build: Virtual Production 2020 Full Length Sizzle | Unreal Engine